公演期間中に郵送する手紙

おたくの皆さん、こんにちは。こんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

 

私は前回の投稿から本日まで、推しが3本、約40公演ほど舞台に立ち、無事に全公演の幕が上がり、下りました。この状況で本当にいいのだろうかという葛藤と闘いながらもほぼ*1全通してしまい、今に至っております。

 

昨今、初日を迎えて千穐楽を迎えられることは本当に奇跡だと実感します。

でも、日常のなかに訪れる非日常が日常となるその奇跡のような日々は、推し(たち)にとっても私(たち)にとっても日常なので、やっぱり取り戻したい。

 

毎日、毎公演、開演前ブザーが鳴るまで緊張して、暗転して、推しが登場して、

「ああ、今日も無事に幕が上がった」と胸をなでおろす毎日の繰り返し。

客席に座る私でもそうだったのだから、推しはきっともっともっとストレスとの闘いだったのだろうなぁ。

 

ほんとにほんとに、おつかれさま!

無事に見届けられて本当に良かった。

 

 

(恐らくないけど)身バレ特定も怖いからぼかしたりするけれども、おもしろい日々だったので、未来の自分のためにそれなりに書き記しておきたい。すべての事実を知っている友人各位がこの投稿を読んだら、こういう書き方があるのね、って笑うかもしれない。

 

いまからこの続きを読もうとしてくださっている方のなかで、もし期間中の郵送を考えている方がいれば、今後の参考になればいいなぁ。(否、たぶん状況が特殊なので参考にはならん…w)

 

 

郵送する手紙のタイムラグ

 

3作品、約40公演。日数にして約20。このさいごの数字が何を意味しているか。

私が公演期間中に推しに書いて送った手紙の数である。

 

(は?)

 

送った手紙を推しはなんだかんだ1週間程度のスパンで受け取ってくれている。なんとも仕事のできるマネージャーをお持ちである。

 

『つまるところ、公演は1週間以上あるのだから、どこかで1回くらいは受け取ってくれるのでは??』

 

舞台が始まる前、本当にその考えが過ぎった。「公演期間中もぜったいに手紙送るから」ということを推しに(手紙で)伝えておいた。

 

 

手紙の受け取り方って、自分で事務所まで出向かないといけないとか、事務所が定期的にまとめて送ってくれるとか、そもそもオフィス宛ではなくて局留め宛なのかとか、マネージャーからの手渡しなのかとか、いろいろ異なるのかと。制度とか細かいところはよくわかっていないけれど、この「郵送手紙の受け取り」に関してだけは所属事務所がいわゆる大手ではないことのメリットをなんとなく(初めて)感じる日々だったりする。ほんの数ヶ月前、「郵送なんて届くかわかんない*2」と言っていたのと同じ人間だとは思えん。

 

仮に中日でまとめて受け取ってくれることがあるとしたら、受け取ってくれたその日くらいは最小限のタイムラグで感想を読んでもらえる1通があってほしい。その思いもあってか結局、本当に毎日送ってしまった。なぜ送れたのかも永遠の謎である。

 

でも、推しは毎日舞台の上で生きているのに、

劇場に手紙を預けられないから、どうせ今日の今日で読んでもらえないなら書かなくていいか

と思ってしまう(しまいそう)な自分も嫌だった。

 

不可抗力の長い長い休暇を経て迎えた推しの舞台初日。

幾度となく通ってきた劇場に再び足を運べることはとても嬉しいのに、会話の聴こえない殺風景のホワイエや見慣れない千鳥格子の客席。打って変わった劇場の姿に、なんだか素直に喜べない心に窮屈感を抱いた。

 

この状況で、いろんな想いを背負って舞台に立つ推しと、なるべく、「いつもと同じ」に近い状況をつくりたい一心だったように思う。

 

実際、今日の今日では読んでもらえないのだけれど。

 

 

 

先日、友人に見せてもらった某俳優さんのストーリーで「手紙送ったら読んでくれますか?」という質問に対して、「読むんじゃなくて会話してるし、時差があったらその時を思い出しながら会話する」とお返事をしていた言葉がとても好きだった。特に今、「時差があってもその時を思い出してくれる」ということだけでもイチおたくとしてなんともありがたい言葉ではないだろうか。

 

そう、推しも、手紙を読んだうえで、舞台と客席で会話をしてくれる。あくまでも私がそう言っているだけなので推しの感覚は…わからない、本人のなかではファンサの一部かもしれないけど、少なくともそういう感覚を持っている俳優さんもいるのだなと知ることができて、嬉しかった。

 

 

さて、推しは公演期間中に手紙を受け取って読んでくれた。その数、1回、ではない。

 

ふまえて私信を降らす推しはちょっと特殊だ。

推しを推す前は自担しか知らない生活だったので所詮は私比でしかないけれど、それでも周りの話をきく限りでも推しは、…少しばかり特殊だと思う。

…正しくは私と推しの関係が特殊、なのかもしれない(笑)

 

 

あとは:私と時間の闘いだ。

 

 

郵便局との闘い

 

おたくがお世話になることの多い、郵便局。

コロナ禍になるまで、多くの本局が24時間営業をしていたことの偉大さを感じた1ヶ月だった。都内なんて、だいたい21時くらいまでに預ければ普通郵便でも翌日には届いていた。*3

 

 

公演期間中に郵送する手紙の最大の敵:時間

 

 

世の中、時短営業である。

銀座郵便局も、東京中央郵便局も、劇場から一番近い本局も、駅と家の往復で毎日とおる地元の本局も、どこもかしこもゆうゆう窓口の営業終了は平日19時、土日祝は18時だ。

 

「今日」マチソワ観た感想は終わってから書いて、「明日」送ったら「今日」の感想は最短でも届くのは「明後日」である。(あたりまえ体操

 

マチネ観た感想の手紙、当日ソワレ開演までに書いて出せたとしても、届くのは翌日だ。(あたりまえ体操

 

ソワレがないとしても届くのは結局最短で翌日だ。(あたりまえt(ry

 

祝日なんて局留めじゃない限り速達つけないと翌日には届かない。*4

 

 

 

期間中に1回だけ、当日の郵送を試みた。

普段マチソワで書くときにソワレ開演前ぎりぎりまで書いて劇場に預けられるのとは話が違う。タイムリミットとの闘いも楽しさはあるけれど、慌ただしいし、推しに宛てる文章はゆっくり書きたい。たった1回でそう思ってしまったので当日郵送は早々に選択肢から外れた。

 

タイムラグは無いに越したことはないけれど、今日の今日ではない時点で、走り書きした手紙を明日届けることよりも、いつもどおり時間を使って書いた手紙を明後日届けることを、選んだ。

 

あとは時間との闘いである。

 

帰宅して、手紙書いて、出社*5して、半休とって、郵便局寄って、マチネ観て、ソワレ観て、のループ。

こんな状況になる前は郵便局に寄る10-15分を除いて当たり前のようにこなしていたはずなのに、本当に体力のしんどさ、及び何より手紙を当日劇場で預けられないという精神面がしんどすぎて、後半日程はずっと劇場付近ホテル生活をしていた。

GoToキャンペーンに心より感謝した。

 

ゆうゆう窓口営業時間の朝いちばん7時に行った日もあった。笑

きっとしばらくすべらない話となることも、いくつか経験した。

 

 

まだまだ続く手紙郵送生活

 

現場が終わって少し経って、先週末は泥のように眠った。

約1ヶ月で20回以上も郵便局に行ったのは本当におもしろい生活だったなと感じる。*6 この状況にならなければなかなか経験することのないことではないかと。たいへんだったけど、楽しかったなー。

 

この生活、いつまで続くのだろう。とか考えるのはやめた。

 

同じことを考えて、考えなくても、期間中に手紙を送ったファンが他にどれほどいたのかはもちろん分からない。私も同じ現場の友人には話していないし、向こうも同様だと思う。*7

 

推しは推しで、この世界に入って★★年、舞台に立つのに手紙を読まない日々は初めてだったと思う。というかここまでスクロールして読んでくださっている皆さまの推しも、みんなそうですよね。

こういうときに限っては、推しがSNSを駆使している人はいいなぁと思ったりもしてしまう。*8 SNSSNSで、おたくが病む案件もあるのは承知だし、あるけどコメントDM読んでないよ!みたいなひともいるかもしれないし、手紙で書きたいことをSNS経由で送る虚しさはあるかもしれないけれど。推し、とにかくアナログ人間なので……

 

タイムラグの闇。

 

 

それにしても、1週間内程度で受け取ってくれている普段の手紙だって、合わせて1週間に20通も30通も届いているわけではないように思う。ごめん推し、でもやっぱりきっとそんなに届いてないよね?

それでもファンの反応を本当に常に気にしているひとだから、期間中に手紙も読んでくれたのだろうなぁ…と、思ってる。

 

私は私でとにかく伝えたいおたくだから、届けられて、よかったなぁ。

 

 

 

いつもならだいたい公演数イコール手紙の数、が今回に至っては1公演でも2公演でも1日1通。

マチネに観たことをソワレまでに伝える事もできない。 

毎日、毎公演、何かが変わる推しの好き、をその日に伝えられない。このもどかしさは本当に本当につらかった。観劇が出来る楽しさと同時に、こんなに悔しいんだなぁ…って思いながら毎日を過ごした。「悔しい」ってたぶん手紙に何回書いたかわからないくらい書いた笑

 

でも、大前提として、推しを始めとしたキャスト、スタッフの皆さまが多大なるエネルギーを使って開催してくださらなければ。そんなことさえも思うことができなかったので。

ご尽力いただき、ありがとうございました!!!という気持ちでいっぱいです。

 

そりゃまあ、ある程度、郵便局事情にも詳しくなった。

窓口は短縮営業だけれど、中の人は24時間動いているのだ。日本の郵便配達環境にとてもとても感謝しています。来年秋から土曜日の配達が廃止されるらしい。その頃もきっとまだ郵送生活を送っているのだと思う。劇場がもう少し復活していることを祈っています。

 

今回は何よりも、

まずは各作品を完走できたこと、そして推しが舞台に立つ空間にいられて、推しが舞台からみる景色のなかにいられて、ほんのすこしでも、一緒に前に進めてよかったです。

 

 

さいごに

 

そんななか、先日、なんと1公演だけ手紙を劇場で預けることができました。約8ヶ月ぶりの劇場預けだった。11-12月に発表されている現場は既に手紙預かりNGがでているので、恐らく、年内最後の劇場預けだった。もう今では定期的に送っているから書くことが溜まっていたわけでもないし、大したことも書けなかったのに、そわそわしすぎて肝心のチケットを家に忘れ(笑えない)、お忘れ券で入場したことは推しには言えない笑い話である。

 

 

観て、書いて、送る。

 

順応するけど、正直なところ、けっして慣れたくはないnew normalだなと思ってる。ずっとずっと抗っていたい。でも、当面の間は劇場で受け取れないという連絡も届いている。当面ってどれくらい?1年?2年?遠そうだなぁ。手紙の劇場預かりなんて、業界が、劇場が、元通りになったあとの中でもいちばんいちばんいちばん最後の項目だろう。

 

郵送手紙、2桁後半にのった。手紙が劇場で預けられるその日まで、ぜったいに送り続ける。

推しが手紙を読み続けてくれるかぎり。

 

推し、また来月劇場でね!!

 

 

*1:ほぼ

*2:前記事参照

*3:そういえば、当日消印有効のために23時台に入試願書を提出しに行った高校時代もあったなぁ…(遠い目)

*4:「手紙」をレターパックで送る選択肢は私にはない

*5:残念無念なことに今月からテレワークが終了した

*6:出勤日数と変わらん。むしろ多い。

*7:今回の件について諸々知っているのは界隈が違う身内各位

*8:隣の芝生はうんたらかんたら

推しに手紙を郵送すること

 

推しに手紙を書くことに少しばかり疲れてしまったので、ブログの存在を思い出してこちらに認めます。

 

 

おたくの皆さんこんにちは。こんばんは。

手紙を劇場で預けられない日々、いかがお過ごしですか?

 

 

「この先どうなるんだろ、手紙書けないなんてまじでおたくの死も同然やん」「まじでそーぇなー」なんて友人とケラケラ笑っていたのはもう半年も前のことらしいです。マスクが見つからないなぁ。銀座の歩道いまなら人にぶつからずに走れるレベルだよ。世の中がやばいことになってきたなぁ。くらいの認識で、演劇界がこんなことになるとは思っていなかった頃。

 

まさかの5000字超えたので、お時間が許す方がいればどうぞ壁打ちのような戯言にお付き合いいただければ幸いです。

 

 

推しに手紙を郵送すること

 

さて、皆さんは推しに手紙を郵送していますか?

 

現場主義のおたく、元々めちゃくちゃ郵送してます!という人がいない前提として、

・次の現場まで空いたとき等、たまに郵送をする習慣のあった人

・1回も郵送したことがなかった人

・この状況になって郵送を始めた人

・送ろうと思いつつ未だに1回も郵送をしていない人

・劇場に預けられる日まで手紙を書くつもりがない人

・推しの事務所が郵送受付を停止している人

・送りたいけど*1送付先がない人

様々いらっしゃるかと思いますが、皆さんはどのような感じでしょうか。

 

ちなみに私は「1回も郵送したことがなかった」+「この状況になって郵送を始めた」人です。

 

推しは稽古を掛け持つのも稀ではないほど現場*2が多く、どんなに間が空いても1ヶ月程度だったので送ろうと思ったことがありませんでした。

もっと言うと、事あるごとに不信感が募る一方な事務所(FC)をあまり信用していないから送る選択肢はなかった。一つ前の投稿参照。

 

 

突然ですが、「推し」と呼ぶ界隈に移動してきた「自担」を持つ経験をしたおたくはどのくらいいらっしゃるのでしょうか。

 

ジャニーズを通ると「郵送した手紙は届かない」という謎の概念の存在を知ることとなり、手紙をファ○クラに送ることほど時間と労力の無駄はないと考えるおたくが圧倒的な数を占めているように思う。

ファミク○に送られた手紙の受け取り方法には諸説あるし、受け取ったような報告をたまーーーーにしている出来ジュもいるので所詮ジンクスだが、いずれにしても、「受け取りは自担による」ことが有力説となり「基本的に届かない」という根拠の無い感情がデフォルトとして植え付けられる。

 

(元・現)全ジャニヲタへ純粋に問いたい。届くと思ってファミ○ラに手紙送ったことある?

 

話は逸れたが、「郵送は届かない」と思っている感情の後遺症があるので、無論、推しに送る選択肢はなかった。

 

 

推しと手紙

 

現場がなくなってしばらく経ったある日、推しが発信した。

 

「手紙、送ってもらえれば嬉しいです」(超・意訳+文言は違うがそういうことだ)

 

 

昔は知らないが、私がファンになってから★年間、手紙を送ってという推しの発言をきくのは初めてだった。(劇場・郵送含む)「手紙受け取りましたありがとう!」みたいな報告も基本的に一切しない。

手紙を読んでいるのは十分に分かっている。実感していてもTLでそのような言葉が流れて来るたびに、いいな〜〜〜〜〜〜〜〜と思うこともあった。おたくはめんどくさい生きものである。

 

だからとにかく本当に本当にとても驚いた。

 

そんなある日、48メンバーの子が「(握手会がなくて)みんなに可愛いって言ってもらえなくて自信なくす〜〜ぴえん」みたいな発言をしていたのを該当おたくの友人からきいた。なるほど、アイドルもそういう感情になるのか。*3

 

そしてそのときに我に返って改めて考えた。

きっと多いときで1ヶ月に何百通という手紙を受け取っていた推し、3月からどれくらい手紙を読んでいるのだろう。おたくから日々、かっこいい、かわいい、好き、大好き、好き、大好き、大好きーーーーーー!!!が大渋滞している手紙の数々を受け取る我らの推し、いま、1ヶ月を平均して1日1通も手紙を読めない日もあるのでは?????

 

 

おたくの日常、超どうでもよくない?

 

(だいぶ前置きがあったが)結論から書くと、とりあえず推しが発言した翌日に送りました。

 

はてブロの手紙投稿を片っ端から読んでいると、「自分語りは絶対にしない」という人が多くみられる。私も基本的にはその一人だった。だった。おたくの日常、超どうでもよくない?

 

もちろん現場の日々で劇場に預ける手紙には基本的に「感想」を書くが、その肝心の現場がない日々、当たり前だが推しに関して書けることはほぼない。あるのは月1更新されるかされないブログと、チケ先行以外に稼働していないFCの存在、そしてコンテンツがKUSO過ぎて逆に病むので潔く見るのをやめたオンライン云々だ。

 

最近では舞台も少しずつ再開したので、観劇した作品の感想、これ観てこう思った、推しのこういうところ思い出した、推しと過去に共演したキャストがいる作品ならなおさら書きやすい。でも今までのように週に何度も観劇しているわけでもない。送る手紙に毎回別舞台の感想ばっかり書くわけにもいかない。

 

つまり継続的に手紙を書いて届けるとしたら結局日常しかないのだ。

 

ある日、元宝塚某女優さんが、「自粛の日々でネタがない!!!みなさん暑い日々いかがお過ごしですか。ぜひこんな話聞きたい等のリクエストください(意訳)」と投稿していたのを拝見した。

 

けっこう、「新しいこと」には消極的な推しなので、この期間に新しいことにチャレンジしました!!ピアノ触ってみました!!!みたいな推しではないので、失礼は承知で控えめに言って時間は持て余していると思う。

仕事があるかないかで言ったら全然無い今*4、たぶんだけど、自分のおたくの日常を手紙で読むことは推しにとって仮にどうでもよくても、苦ではないだろう、という思考の結論に至った。希望的観測を含む。でも、送ってもらえれば嬉しいですと言ったと書いたが、流れのなかで最近なにしてますか〜みたいなことも言っていた。

 

 

「今日、お昼にハンバーガー食べました〜!推しくんはハンバーガー好きですか〜?」

ヒル○ンデス観てたらこんな特集してて、あーでこーで」

「仕事でこんな人と会って、うんたらかんたら」

これ1行だけ書いて手紙送るわけじゃないし、うん、べつにこういうことを含めて書いてもいいんじゃない?と思えてくる。*5

 

今だからこそ書けるし、書いてもいいと思えることがたくさんある。

(いや、普段から書いたらいけないわけではない。あくまでも気持ちの問題。)

 

そんなこと書くなら手紙書かなくていいだろって意見もあるのは承知です。
でも私はいま、手紙を書いて送るという行為そのものに意味があると感じています。
そして継続的に手紙を書いて届けるとしたら結局日常しかない。(2回目)

 

 

手紙を書く理由

 

どうでもいいことを書くこともありつつも現時点ですでに★★通を郵送済みだ。
それがいつ推しの手元に渡っているかというと、なんだかんだおそらく1週間以内くらい。
我ながら、よくこんなに書くことあるよな、と思いながら手紙を書いている。

 

舞台を観ればいつもは手紙を読んでくれているのが分かる推しに郵送しても手紙が届いているかなんて流石にわからないし、なんだかなー。と本気で思いながら送り始めて少し経った頃、あることをきっかけに改めて気づいたのだが、推しはおたくをてのひらで転がすのが相当うまい。相変わらず受取報告があるわけではない。でも月1くらいは更新されるブログから伝わってくる。やっぱり推しが好きだ。(ちょろい)でもその好きは続いても数日、所詮数時間だ。おたくはなんて情緒不安定なのだろう。

 

 

送ってと推しに言われて手紙を書いたとき、すでに書かない生活を送って数ヶ月が経っていた。本当に久しぶりにペンを握って、楽しくて、あぁ私はやっぱり好きな人に手紙を書くのが好きなんだなぁと実感した。

 

劇場で手紙を預けたいというのはもちろん本音だけど、その気持ちを盾に郵送はしない口実にしていたのかもしれないと考える。

推しが送ってと言ってくれなかったら、いまも送らない日々を悶々と過ごし、供給がほぼ無く、あるもの*6は推しを好きなままでいられたかすら分からないのが正直なところである。

とにかく感情を推しにアウトプットすることでメンタルも保てている気がする。推し、いつもにも増して喜怒哀楽が激しい手紙送りつけててごめんよ。受け取ってくれてて、読んでくれてて、ありがとう…。

最近はもう、ちょーーくだらないことでも推しなら笑って読んでくれてるんだろうなと思って書いてる。

 

ちなみにKUSO過ぎて観るのをやめたオンライン云々は、将来的に同じコンテンツ配信を繰り返されると無理of無理なので、その意見も込めて「私は見ない」ことを理由とともに推しに伝えた。初めて推しの仕事をまるまる「見ない」選択肢を自らとった出来事だった。そして「触れない」意思表示ではなく「触れる」意思表示をした。私はもともと推しを褒め称えるだけの全肯定おたくでもない。兎にも角にもそれくらい私には無理だった。そして触れないことにより、いつか繰り返される可能性があるのであれば、触れることによりそう思っているおたくもいる。程度の意見だけは伝えておきたい。そう思って普通に伝えた。(現在進行系で続いているオンライン配信。いつ終わるんだろ?)

 

 

無事の上演を祈っている推しの現場はまだ少し先だけど、今はとにかく「好き」って自発的に書いていないと、自分の感情が分からなくなるスパイラルに陥る。これは私に限らず、おたくあるあるだと信じる。もちろんたぶん、いや、確実に好きなんだけど、舞台観たら好きなんだけど、供給がなさすぎて好きかわかんなくなる。あとその無い中で供給されるものを有り難く受け取れる内容ではない*7のでなおさら。

 

正直、まわりまわって本当にアホらしい。そして疲れる。こともある。否、ことばかりだろうか。

普段ならぜったいに気にならないような推しのちょっとした一言が気に障ってしまったりする。

オンry( のなんとかでファンとの交流が完結しているなら、べつに手紙送らなくていいんじゃね?????って気持ちにもなる。オry( のやつ、1回無理!って思ってやめてから、その2ヶ月後くらいに勇気振り絞ってもっかい一瞬見たけど、やっぱ無理だからファンとのやりとりとかどうなってるのか知らんけど。推しだけに届けたいから、ry( に自分の言葉を載せたいと少しも思えない。 

 

でも今ここで手紙を書くのをやめてしまうと、もうこの先ずっと、手紙が書けなくなってしまう予感がする。

それはぜったいにだめだ。

自分のために、推しのために、義務で手紙を書いているわけではない。

もちろんいつも120%私が書きたくて推しに好きとありがとうを伝えたくて書いてる。

ただ、今はそれだけじゃない気がなんとなくする。

偽善だと思われても、自意識過剰でも、なんでもいい。

手紙を書く行為に意味がある気がしている。

 

あとはそう思っていないと、書き続けられない(笑)

 

 

最後に

 

もう少ししたらたぶん稽古も始まって、そのうち現場も始まります。始まるといいな。

劇場に手紙を預けられないから、まだまだ送るしか伝える術はなくて。

でも推しにとってもリアルタイムでファンの声が上がってこないのは初めての舞台になるのだと思う。オンライン経由で届く感想は知らん*8

 

手紙を受け取ったなんて言葉で報告してくれないけど、ファンのリアクションを常に気にしていることは知ってる。マチネに預けた手紙はソワレまでに必ず読むことは知ってる。手紙に重きをおいてくれてることもわかってる。そう言えるくらいの信頼も関係もちゃんと推しと築いてきた。

だから全公演終わったあとじゃなくて、期間中に可能な限り書いて届けようと思ってる。舞台期間中に、1通でも手元に渡るといいよね、って願いながら。

 

まずは、無事に舞台の幕が上がりますように。

 

相変わらず、毎回届いている実感があるわけではないけども、少なくとも「郵送?いやー届かないっしょw」って思ってた私のその感情は無くなりつつあるし、手紙が送りやすくなったことは紛れもない事実なので。劇場に預けられる日々に戻っても、千穐楽の翌日に、今までは2-3週間後の次の現場の初日まで待った千穐楽の感想を書いて郵送するんだと思う。

寿司と手紙は鮮度が命!!!ってすが家のけんたくんが前に言ってた!!*9

 

推し、「手紙送って」って言ってくれてありがとう。

 

毎日状況が変わりながら、ものすごいプレッシャーとストレスと闘う稽古と本番の日々のなかで、ほんの少しだけでも推しにとってチカラになっていればいいんだけどなー、なんて事を考えながら、
推し、好きだよ!応援してるよ!って手紙を今週末も書くんだと思う。

 

推し、大好きだよ!劇場でね!

 

 

*1:所属フリー等を理由に

*2:ゲスト出演含む

*3:営業を含めわかったうえで楽しむのがおたくなので営業だろというツッコミは不要

*4:発言当時

*5:あくまでも極端な話。

*6:オンラインry

*7:オンラインry

*8:n回目

*9:名言

手紙のこと

アウトプットをしないと生きていけないおたくなので新設しました。
いま、思っていることを書き残したいです。

手紙のこと。2019年10月現在。

1. 初めて渡した手紙を覚えていますか?

いつ、どの現場のタイミングで渡すかを何度も考えたから覚えてるし、これからも忘れないと思う。

 

2. 封筒、便箋にこだわりはありますか?

封筒は作ってる。便箋は罫線なし派。*1

便箋も公演ごとにデザインしてる。エトランジェディコスタリカのアイボリー中厚口!AiでA5サイズにデザインしたものをうぃーんってプリンターで印刷するだけ!

 

3. 便箋何枚くらいの手紙を書きますか?

平均3枚。たまに6-8枚。いちばん長かったのは12枚。1枚約700文字前後かな。
1枚でも出席確認で出すという概念があまり好きではないので、伝えたいことがないときは書かないと思う。
まだその状況に至ったことはない。
ほんとに疲れていて書く気が起こらない、ことはたまにあるけど伝えたいことは基本的にあるから書く。

出席確認は客席でお願いします。

 

4. 手紙を渡す頻度はどれくらいですか?

現場に行くたび。
劇場で預けることが好きなのと、事務所を信用していないので送ることはない。
現場がない期間が1ヶ月以上空くことがほぼないので送る必要もない。

 

5. マチソワ間での手紙は書いたことがありますか?

書きたいことがあれば書く。
友人と連番の場合、友人の前後の予定は確認する。
マチネ終わってどうしても書きたくなったら、友人に断る。
みんなおたくなので理解があるし、ごめんやっぱり手紙書く、と言って別れられる仲の人としか連番しない気がする。
書く場合も、書き損じもめったにないので時間に追われることはあまりないかな。

 

6. 下書きを作成しますか?

前の人のときは下書きしたことなかった。
無しで散々書いてきたので、書くことの見出しや箇条書きさえあれば書けるけど、今の人は下書きするようになった。
マチソワ間で書くときはしない。

 

7. 下書きをする場合はどのような形式ですか?

Evernoteが多いかな。マチソワ間のメモ書き、とかはiPhoneデフォアプリのメモ帳。

 

8. 下書きまたは手紙の文章を考えるタイミングはありますか?

移動時間が長いので基本的に電車の中。
公演期間中は特に、終わってすぐの方が忘れない。

 

9. 下書きまたは本書きの履歴は残っていますか?

残ってる。

 

10. 便箋に文字を書くタイミングは決まっていますか?

現場の前日か当日の朝。家かカフェ。
劇場で書いている人をたまに見かけるけど、私にはできないし、やろうとも思わない。

 

11. 手紙を書きながら予定していたことより文章が増えることはありますか?

増えたら下書きの意味がないと思うから、あまりない。
むしろ削ることの方が多い。書いていて、次のこの文章いらないってなる。段落ごと削ることも時には。

 

12. 時節の句や締めの句など手紙の様式に沿った書き方を心がけたりしますか?

初日の手紙には書いたりするけど、基本的にはないかな。

 

13.書かないように気を付けていることはありますか?

書かないように…を含め気をつけている点
 ・(あえて書くこともあるけど)喋り言葉がないか
 ・間違った日本語/表現/漢字を使っていないか
 ・てにをはが正しいか
 ・一文が長すぎないか
 ・「い」抜き / 「ら」抜き
 ・ひとつの段落内で同じ文末になりすぎていないか。(〜です。〜です。の連続のような)
 ・なるべく略語は書かないようにしている(プレボとか)
 ・上記を踏まえて、文章が硬くなりすぎていないか

論文の校正してるみたいだなw

ざっと書いてこれだからたぶんもっとある。
内容の整理というよりも、この確認作業をするために下書きをしているかもしれない。
推しがきれいな文章を書くし、アフタートークとかで話しているときも言葉選びが綺麗なので心がけるようになった。

内容に関して、好きーって書いてること以外は客観的に読んで「不快に思わないか」を基準に判断するようにしてる。
人によってはダメ出しに分類されるかもしれないけど、この方が良いと思った、みたいなことは素直に書く。そのときは、なんとなく直感でそう思った、のではなく、なぜそう思ったのかを論理立てて書く。ことによってはオブラートに包むようにはしているけど、伝わらないと書いてる意味がないと思ってる。


もちろん基本的には褒めるというか好きだと思うことしか書かないけど、推しを褒めるだけがおたくの手紙じゃないと、私は思ってる。

 

手紙が少しでも推しの力になっていてほしいという想いはきっとみんな同じだと思う。ただそれは、「ここまで見ていて、こうだからこう思う」ことが伝えられれば、それはステージに立つ側の造り手である推しにとって、そう考えているおたくがいる、という点でマイナスではないと思うし、ときにプラスだと思う。まぁ、そんなこと書く機会はあまり多くないけれど!

 

14. これは必ず書いているということはありますか?

締めの一文。

 

15. 宛名に「~~へ」や「Dear」、「To」などは書いていますか?

封筒に推しのフルネーム+さま

 

16. 手紙本文の書き出しで名乗りますか?

名乗らない。
封筒の裏に名前は書いてるし、その封筒を手にしてくれた時点で私の手紙だと認識して開封してくれてると思うから。

 

17.手紙本文の書き方は敬語ですか?

基本的に敬語です!ゆる敬語!
〜がほんっとに楽しかったーー!とか、感嘆詞の延長(?)みたいなのも書く。顔文字も時折混ぜる!

あと「〜かなぁ。」ってふわっとさせる文末と、「〜と思います。」の断定の文末も書き分けてる。 

 

18. 手紙の中に推しの名前はどれくらいの頻度で出てきますか?

めちゃくちゃ出てくる

 

19. 手紙の中に好きという単語はどれくらいの頻度で出てきますか?

好きが一番登場回数の多い形容動詞

 

20. 手紙の中に必ず入れてしまう自身の癖のような文章はありますか?

文章…というか、接続詞は書きがち?
さてさて。とか、ところで。とか、よく書くかも…笑

 

21. 便箋にページ番号は振っていますか?

振りません。

 

22. 本文最後に自分の名前以外に書いていることはありますか?

プレボに入れる日付。これは封筒の裏にも。

 

23. 最推し以外に手紙を書くことはありますか?

基本的にないです。

 

24.最推し以外への手紙の頻度はどれくらいですか?

あって年1回あるかないか。

 

25.下書きを読み返すことはありますか?

ある!

 

26. 読み返した下書きについて手紙や別の形で推しに報告することはありますか?

この質問、意図が読みにくい!
先月書いた◯◯について、みたいなのを書くことはないけど、その手紙を書いている公演期間中に、昨日書いたことについて、追加で書ことはある。
でもそれは下書きの読み返しではない、か…??
え、この質問の心は??←

 

27. 手紙を書いている上で自身が変わったなと思うことはありますか?

 ・物事を論理立てて考えられるようになった
 ・手紙に全く関係なくても、自分が感じたことや考えたことをすぐにメモ書きするようになった。すごく役立ってる。

あとはもろもろ校正作業、議事録作成、報告書作成、何もかもが仕事で役立ちまくりだよ!推し!ありがとう!!!

 

28. 手紙について推しから言及されたことはありますか?

接触がないので言及はない。
でも読んでくれているのがいつもいつも十分なほど舞台から伝わってくるよ!大好きだよ!

 

29. 手紙に書けないけど伝えたい想いはありますか?

それがなくなる推しとの関係性になれたらいいなー!!!

 

30. 自分の手紙と推しについて語りたいことをどうぞ

そんなとこも見てんのかー、って思ってもらえるくらい、ちゃんとみて、ちゃんと手紙で伝えたいし、 ほんとに読めない程の量の手紙を受け取ったときに、私のは読もうかなと思って選んでもらえるくらい、読みたいと思ってもらえる手紙が書けることが目標です。
いまは手紙に書いたことを受け止めてくれる推しの優しさに甘えていたいと思います!

いつもありがと! これからも応援させてね!

 

 

*1:大学時代のノートが罫線なしのペン書きだったのでまっすぐ書けるようになった、ことが大学時代の恩恵である